ペット可物件のメリット・デメリット

こんにちは!市川市や船橋市、墨田区、葛飾区、江戸川区を中心にビルやマンション、アパートの原状回復工事やメンテナンスを手がける「中央コミュニティー」です。


賃貸物件で、ペットの飼育可能をご検討のオーナー様へ

今回はペット可物件のメリットデメリットについてお伝えしたいと思います。


全国犬猫飼育実態調査の最新の調査によると(令和3年 2021年度)

犬:710万6千頭、猫:894万6千頭

犬・猫 推計飼育頭数全国合計は、1,605万2千頭ものわんちゃん、猫ちゃん達が飼育されているそうです。


その内、室内などで飼育されているペットたちは約50%以上。

コロナの影響でペットを飼い始めた方も多いと思いますが、一緒に生活するには、餌代や衛生品の前に、賃貸物件を探す必要があります。


そこで今回は、ペット可能な賃貸経営のメリット・デメリットを幾つかご紹介します!

■メリット

①ペット可能物件はまだまだ少ないのでとても需要が高い。


②家賃を高めに設定できる

ペット可物件が少ないため、オーナー優位に交渉が進められ家賃も高めに設定できます。


③空室対策になる

①と似た内容になりますが、仮に東京都の賃貸物件だけとっても、ペット可能な物件はまだ半数にも満たない数字。

にもかかわらずペットを飼う方は年々増えています。

需要が高い分、家賃設定額は値を張っても、需要が高いので空室になりにくいのではないでしょうか。


④長く入居してもらえる

ペットを飼う入居者は、物件探しに苦労することが多く、簡単に引っ越そうと思いません。

ペット可物件は長期間入居してもらえることが多く、安定的な家賃収入を得ることができます。

■デメリット


①退去の際の原状回復のトラブルが多い

需要が高いとはいえ、解約時原状回復の問題が伴い、匂いや汚れ、壁などの傷が付く事が殆ど。

契約時に詳細まで確認していても、ペット飼育者との解約時のトラブルは避けられない事が多い。


普通の賃貸の解約時より、壁や床についたペットの傷跡の修繕を含めると平均1.5~2倍ほど、ペット可賃貸は解約時にどうしてもお金がかかります。

その点も含め、契約時に両者細部まで確認、契約を結ぶ様にしましょう。


②他の入居者とのトラブルになり、最悪のケース退去される。

建物全体がペット可物件ではない場合、他の入居者からクレームがくる場合があります。

例えば、入居者が一定数居る状態から、数室をペット可に変更した場合。

ペットを飼育している人にとっては当たり前でも、飼っていない人からしたら迷惑になる行為も気を付けなければなりません。


理想的な形として望ましいのは建物全体をペット可物件にしてしまう事。

(飼育可な動物はオーナー様に主導権があったほうが良い。

例えば、小動物(小型の犬猫など)は飼えるが、大型は不可など)


賃貸契約の際、内容を細かに申請してもらう事。

(例 小型犬(チワワ)1匹 3歳 雑種猫1匹 大型 3歳…と何を何匹飼っているのかを明かしてもらう)


一般的な賃貸よりも、原状回復工事の負担が大きいことを具体的に説明する事。


③一度、ペット可物件にするとなかなかペット不可物件には戻せない。

ペットを飼っている入居書が1世帯も居なくならなければ、ペット不可物件に戻すことが難しくなります。


デメリットは、事前の準備や対策で回避出来る事がほとんどです。

いずれにしても、メリット・デメリットを考慮してオーナーさんにとっての最善の賃貸経営をお勧めします。


ペット可物件の退去立ち合いも実績のある中央コミュニティーにご相談ください。

また、ペット可物件に対応しやすい共用部の洗い場工事なども承ります。