ビル、マンションの停電時の防火対策

こんにちは!市川市や船橋市、墨田区、葛飾区、江戸川区を中心にビルやマンション、アパートの原状回復工事やメンテナンスを手がける「中央コミュニティー」です。


停電時は、あなたの建物は大丈夫ですか?

今回は、停電時の防火対策についてお話しします。

まず、停電時は…

●復電時に火災が発生する恐れがあります。

●建物に設置された自動火災報知設備やスプリンクラー等の消防用設備が機能しない場合があります。

●通常使用する避難経路が使用出来ない等の危険性があるため、以下を参考に自主的な防火安全対策を講じましょう!

■消防用設備が機能しない場合の防火対策

①屋内消火栓やスプリンクラー設備等はポンプが起動せず、使用できない場合があります。消火器の設置場所を再確認すると共に、必要に応じて水バケツ等の準備をしておきましょう。


②自動火災報知設備が機能せず、火災の発見が遅くなる恐れがある為、停電時はすぐに巡回点検等により、熱源部(コンロ等)の火元の警戒を徹底しましょう。


③誘導灯が消灯する場合がある為、避難経路や避難誘導体制を事前に確認しておきましょう。


④消防用設備の非常電源として自家発電設備が設置されている場合は、必要な燃料の確保に努めて下さい。また、復電後の燃料不足にご注意ください。


■自動火災報知設備のバッテリー低下に伴う警報

①自動火災報知設備は、長期間停電によりバッテリー容量が低下することで警報音を発する事があるため、火災と間違えないよう注意してください。


②バッテリーの劣化でバッテリー切れの場合は、作動しないので消防点検で不備が指摘された際は、直ちに交換しましょう。


③警報音が鳴った場合の対処方法は、各メーカーのHPを参照してください。

■停電時の一般的な留意事項(停電時の避難経路の確保等)

①停電時には、電気により開錠する扉や自動ドアは通行できないことがあ為、停電時でも使用できる避難経路を確認して下さい。


②IP電話(インターネット回線を使用する電話)等は停電時に使用できない為、あらかじめ使用できるかどうかを確認し、確実な119番通報体制を確保してください。


③火気の使用は十分に注意して行う等、いつも以上に火災の発生防止に努めるよう在館者や利用者に対して周知を図ってください。


中央コミュニティーは、消防点検や防災設備の工事も承っております。

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